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不白流白和会 春季茶会

平成24年5月3日(祝)、不白流白和会春季茶会が行われました。

珍しく終日激しい雨にふられてしまいましたが、席主心入れの各席は早朝から全国から集った熱心な会員で賑わっていました。
  護国寺山門
  参道脇のツツジも盛りでした
  楓の間(新書院)   主・金子 宗瑛
  牡丹ノ間   主・岡田 宗侑
床には流祖の松画賛「雪徹千年色 風呼萬歳聲」、同じく流祖作竹尺八花入銘「露堂々」に鉄線が鮮やかに生けられていました。 床には流祖筆「眼看春色如流水」がかかり、茶器は一閑、羊遊斎の桃蒔絵、主茶碗・流祖作の黒楽銘「山鷹」の釉が見事でした。
   草蕾庵   主・吉水 睦会
   不昧軒   主・岡本 柳逕
床に流祖の茶道訓「常」がかかり座を引き締めていました。薩摩焼茶入銘「残雪」に流祖作の茶杓銘「如意」が合わせられていました。 長板に半七の手桶 光悦鶴模様絵がすっきりと映え、華やかな天平華文平棗、当代作の茶杓「拈華」、東京スカイツリーをイメージした菓子「空たかく」など江戸の粋を感じたお席でした。
 円成庵  主・茂木 宗信
   宗澄庵   主・小宮山 柳貴
           高田 柳美
床には当代参禅の師、宗忠老師の円相。道安風炉に帯霰筒釜、ホトトギスを表す茶器・一声蒔絵平棗、当代作の茶杓銘「初心」と初風炉の爽やかさが溢れたお席でした。
床には当代筆「和敬清寂」、花は珍しいクマガイソウと桐が生けられていました。新渡の染付水指、木賊蒔絵の茶器、宗種刀自作茶杓銘「若竹」と薫風の清々しさを感じさせるお席でした。

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