流を寿ぐ初釜が平成25年1月19日(土)東京美術倶楽部にて開催されました。
厳しい寒さの中、本年も早朝から多くの会員が開門を待ち、会場内は華やいだ一日となりました。
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家元席 花の間
床には、流祖の双幅
「千年丹頂鶴」「萬年緑毛亀」
がかけられ、軸の間に家元お手造りの輪飾り。床前を長くながれる結び柳に根じめは見事な南天。流祖好の金獅子香合、稲穂蓬莱飾りと例年通りの飾りに家元の願いのこもった一碗をいただき、新しい一年を迎えた喜びを感じました。
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家元席
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総務席 済美庵(濃茶)
床は、当流四世仙溪宗寿の「茶者瑞草魁(ちゃはずいそうのさきがけ)」がかかり、中央に茶筌蓬莱飾り、右に三世眉山宗寿好みのいすず香合、左に紅白椿とつくばねが流祖の手付置筒「末廣」を当代が写した花入に生けられていました。
寄付で菓子銘「千代重」をいただき、流祖作黒楽茶碗銘「千代の友」に点てられた当代お好みの「孤峰の昔」を味わい深くいただきました。 |
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総務席 |
直門席 雪の間
軸は流祖の画賛「ゆたか也 面向不はい 玉の鶴」の福々しい鶴に、一昨昨年の全国大会のために好まれた香合「宝珠」十四代今右衛門作に毬枝も添えられ、唐銅耳付花入れに木が添えられた牡丹が生けられ格調の高い床飾りでした。 |
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直門席 |
白和会席(炉の立礼卓にて和鏡点) |
この席は毎年当代好みの炉の立礼卓を使って当流独特の和鏡点が行われます。
床に見立てた朱傘青竹に当代が12年前の巳年に描かれた色紙「千年の 松の緑の 梅衣 みはことぶきの 未来への道」がかけられていましたが12年前は新世紀を迎えた年でした。
家元手描きの巳の寿の干支棗、瑞雲五彩蒔絵茶杓など華やかな道具組でした。
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白和会席 |
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早朝から開門を待つ会員 |
明るく迎えてくださった受付係の先生方 |
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