平成24年7月16日(祝・月)、中野サンプラザ大ホールにおいて第37回不白流白和会大会ならびに第45回不白流白和会夏期講習会が開催され、猛暑の中、多くの会員が参加しました。
授業や課外活動で不白流を学んでいる中高校生・大学生を招いて共に勉強しております。本年も多数の参加があり、ひときわ活気にあふれた講習会になりました。 |
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受付の様子
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第一部ではまず家元より
「点前作法については茶道は茶を点てることが目的、流の同一の点前を身につけてこそ流の一員であり、そのための講習であることを目指しています。」とのお言葉がありました。
また、本年3月末日をもって一般財団法人として認可を受け、今後とも茶道の普及につとめてまいりたいとのご報告もありました。
のち、担当監事より平成23年度の事業報告がありました。 |
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家元挨拶 |
学生席が設けられた2階席の様子 |
つづいて、80歳の賀を迎えられた14名の先生方に敬老賞の表彰が行われました。
敬老賞は、簑原宗錦、小笠原宗佳、吉富宗香、安蛭柳昌、中井宗洲、山元宗泉、吉田宗芳、大谷弘蓮、田中宗晴、相原宗洋、菅沼宗慧、小久保宗新、有賀柳心、津田春蓮の先生方でございます。
今後も皆様ますます茶道を楽しまれますと共にご健康とご長寿を願っております。
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第2部は、早川正夫建築設計事務所・所長の岩橋幸治先生による「露地と茶室の見方 −その基礎ー」の講演がありました。
利休が作った四畳半の茶室をもとに、織部の燕庵、有楽の如庵、遠州の忘筌などの新たな工夫、また露地の飛び石や垣にもさまざまな様式があることをご説明いただきました。今後、各地のお茶室を訪れた際にはをぜひ気をつけて拝見したいものだと思います。 |
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点前の実技は隔年風炉と炉の稽古で、本年は風炉にあたり、
「七事式の内 且座」
「薄茶点前 釣瓶水指にてしぼり茶巾」
を行い解説は家元が担当されました。
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且座
右より 一客・日比野柳珀
二客・小林伸蓮
三客・酒井宗邦
東 ・角山柳祥
半東・佐伯宗穂 |
且座
一客は花を生けます
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且座
二客は炭をなおします
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且座
三客は香をたきます |
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且座
東は濃茶を練ります |
且座
半東は薄茶を点てます
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釣瓶水指を用いたしぼり茶巾
左より 東 ・松村柳暢
正客・酒井宗邦
詰 ・日比野柳珀
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釣瓶水指を用いたしぼり茶巾
土風炉に釣瓶水指が清々しい取り合わせです |
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釣瓶水指を用いたしぼり茶巾 茶巾をたたみ直すあいだに茶碗をさまします |
釣瓶水指を用いたしぼり茶巾 お軸は「西江水」、お花は底紅と水引でした |
*各写真をクリックすると大きな画像を見ることができます |
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