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平成23年5月3日(祝)、不白流白和会春季茶会が行われました。
例年よりやや涼しく過ごしやすい春の一日でした。途中でさっと通り雨もありましたが、それぞれに席主心入れの席は多くの会員で賑わっていました。
護国寺山門
参道脇のツツジも盛りでした
楓の間(新書院) 主・池田 宗和
牡丹ノ間 主・安藤 宗蓉
床には流祖の福禄寿自画賛「福禄寿 さても天窓(ひたい)のミしかさよ いのち長きに 思ひくらへて」、宗旦作の竹尺八花入に珍しいムサシアブミが生けられていました。
流祖参禅の師、大龍宗丈筆「茶烟」に流祖作の竹釣舟花入、銘「住吉」にケマンソウ・タツナミソウ・もみじ葉が生けられた清々しいお席でした。。
草蕾庵 主・清水 柳紫
不昧軒 主・山井 柳邨
流祖作赤楽水指・銘「片岡山」に、背の高い了入作の黒楽瀬戸黒茶入、高麗茶碗がよく映ったお席でした。
床一面を占める狩野探幽筆の所翁の龍図写が圧倒的な迫力で節句の趣向の道具組がぴたりとはまっていました。
円成庵 主・中井 宗洲
宗澄庵 主・内田 光順
先代宗匠筆のやわらかな「閑」のお軸に高取耳付下蕪花入に白雲木とえびねが生けられていまいした。伊部の菱形水指が存在感を放っていました。
小振の土風炉に流独特の舟底の灰形、そこに時代の雲龍釜と初風炉の取合せ。
流祖作の赤楽平茶碗「人間万事」が趣を感じさせました。
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