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不白流白和会 春季茶会

きらめく風が吹きわたる平成22年5月3日(祝)、不白流白和会春季茶会が行われました。

重要文化財の月光殿が文化財保護法により解体修理、併せて近隣2席が使用不可となり、新たに楓の間(新書院)が加わって2年目。
それぞれに席主心入れの席は多くの会員で賑わっていました。
  護国寺山門
  ツツジ咲く参道を上る会員
  楓の間(新書院)   主・岩佐 柳朋
  牡丹ノ間   主・塩島 輝蓮
床には当代24歳の時の筆「日々是好日」、真塗長板に朝鮮切合風炉と新渡染付水指がすっきりと映えた席でした。 当代好の白和棚に珍しい湖東焼の水指、時代菖蒲絵の平棗と流祖の茶杓「如意」が取り合わされていました。
   草蕾庵   主・小牟田 宗孝
   不昧軒   主・武藤 柳霞
床の流祖筆柳画賛「風に結い あめにほとける 柳かな」をはじめ流祖作瀬戸釉大海茶入「磯馴の松」、趣ある高取水指・眉山宗寿銘「なたねの里」など見所の多いお席でした。 江月和尚の円相が座を締めていました。江岑作・流祖筒・当代追銘の茶杓「一歩」に井戸脇の見本のような見事な主茶碗。数茶碗の阿漕焼も楽しく拝見しました。
 円成庵  主・丸山 翠史
   宗澄庵   主・小林 素雪
床には流祖の句入り茶杓の消息、延齢草と黒ろうばいが月白釉の朝日焼花入に生けられていました。 当代筆「直心是道場」は六十翁宗順とあり還暦の筆、当代の弟さま紀平宗正好の尺八花入銘「正直」に金蘭・白雲木・雪笹が取り合わされていました。
 風の抜ける忠霊堂で点心をいただきました  例年は終わっている牡丹が今年は満開でした

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