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平成25年5月3日(祝)、不白流白和会春季茶会が行われました。
昨年とはうってかわって黄金週間の名にふさわしい五月晴れ、いずれの会員の顔にも笑顔があふれていました。
護国寺山門
参道脇のツツジも盛りでした
楓の間(新書院) 主・伊藤 秀汀
牡丹ノ間 主・寺田 柳永
床には流祖の不二画賛がかけられ、延齢草とつきぬきにんどうが眉山宗寿作の竹一重切銘「関守」に生けられていました。若いお弟子さんたちが艶やかなお席でした。
床には雪底老師筆「平常心是道」がかかり、大山蓮華と金蘭・銀蘭が鈍翁作の竹花入銘「老僧」に生けられていました。初風炉の清々しさを感じられる道具組、ことに八ッ橋蒔絵平棗・一兆作と当代の茶杓銘「慶雲」が目をひきました。
草蕾庵 主・杉本 柳惠
不昧軒 主・木 宗明
寄付の床には先代宗匠の「洗心」、本席には拙叟宗益筆の「空手牽鉄牛」がかかり、十三代利斎の扇面香合、古銅把綿(たばねわた)花入には牡丹が端然と生けられていました。流祖作赤楽茶碗の宝珠に触れ吉兆を感じました。
長板に小ぶりの浄味の雲龍釜、高取菱形水指がすっきりと映えていました。梶宗叡先生が下絵を描かれた藤井観文作の片切沈金舞鶴朱棗に流祖作の茶杓銘「丹頂」が添えられていました。
円成庵 主・宮田 宗和
宗澄庵 主・松本 柳璞
初代永寿作の倣萬歴赤絵水指や仙蹊翁在判の七宝長棗、流祖の禅の師の一人、無学和尚の茶杓歌銘「むさし竹」、主茶碗は古朝日と見所の多いお席でした。
床には当代筆の「謝茶」、クマガイソウが二代蘇山の飛青磁に生けられていました。唐銅四方鬼面風炉に珍しい畚(もっこ)形の水指が取り合わされていました。
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