白和会初釜が令和7年1月25日(土)東京美術倶楽部にて開催されました。
朝の冷え込みにも拘らず多くの会員が集い、会場内は新年の挨拶をを交わす声にあふれ、各席を楽しみました。
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家元席 花の間
床には、流祖の双幅画賛「首ながく 嘴またながく 足長く 齢も長く よくそろい鶴」「首ださず 手足もださず 尾もださず 身をおさめたる 亀は万年」が掛けられ、
軸の間に家元お手造りの輪飾り、結び柳に南天。
流祖好の金獅子香合、中央手前には稲穂蓬莱飾り、琵琶棚には巳年にちなんで琵琶と訶梨勒とが飾られ、新しい年が良い年になりますように、という願いを感じました。
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家元席
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総務席 済美庵(濃茶)
本席は昨年11月に足利で開催された栃木県支部創立70周年記念茶会の跡見として、展示と解説がありました。
床は宗種刀自のひこばえの句「ひこばえの またも栄えむ 喫茶の寿」、当流独特の茶筌蓬莱飾、紅白椿につくばね、香合は流祖作赤楽布袋香合でした。流祖作黒楽茶碗・銘「千代の友」に茶杓・銘「高砂」が合わされていました。
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総務席 |
直門席 雪の間
軸は鉄舟宗昆筆「年々是好年」「日々是好日」の双幅、寒牡丹が古銅花入に生けられていました。 |
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直門席 |
白和会席(炉の立礼卓にて和鏡点) |
この席は毎年当代好みの炉の立礼卓を使って当流独特の和鏡点が行われます。
床に見立てた青竹に当代が24年前(2001年)に描かれた干支巳画賛「千年の松のみどりの梅衣 みはことぶきの みらいへの道 」がかけられていました。
棗は当代の巳の絵、茶杓は「彩雲」前田孝允作が合わされていました。
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白和会席 |
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恒例の干支飾り |
済美庵寄付床 |
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