令和7年5月3日(祝)、不白流白和会春季茶会が音羽護国寺茶寮で開催されました。
薫風の言葉とおりの清々しい風の吹く日和となりました。
各席とも終日にぎわった一日でした。
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雲ひとつない晴天でした。
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ゆったりと点心をいただきました
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楓の間(新書院)
主:山本 宗霞
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床には当代筆の「謝茶」、席主が島根から取り寄せた牡丹が胡銅龍耳付花入見事に生けられていました。茶器は不白の筆による宗旦の茶道歌が書かれた一閑中棗、宗種当自作の茶杓「松籟」が添えられていました。
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牡丹の間
主:日比野 柳珀
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床には、流祖筆「直心是道場」、菖蒲とモミジが古銅象耳花入に生けられ、香合は不白好みの「松木亀」でした。
とりわけ見事だったのは、澤田宗味作の南鐐の皆具と恒長作「純銀鎚起」の風炉釜でした。
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草蕾庵(濃茶)
主・寺田 柳永 |
寄付には、宙宝老師筆のあやめ画賛、本席には流祖の「見竹有感詩」、大山蓮華、堆朱「福寿」香合が合わされていました。古上野の松皮肌茶入に流祖の茶杓「青柳」の取り合わせでした。
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不昧軒
主・佐伯 宗穂 |
床は、当代筆「心静寿自長」、花は大山蓮華が名越弥五郎造の唐銅胴〆花入に、香合は季節の兜でした。当代好みの白和棚に手塚祥堂作の色絵菖蒲文の水指がよく映えていました。
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月窓軒
主・永瀬 宗江
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床は、流祖筆の竹画賛「此君葉々清風起」、花はかぐや姫・まゆみ・都忘れが如心斎作の竹二重切 銘「ソウス」に生けられていました。紺紫交趾花紋散の皆具が珍しく美しいものでした。
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