新しい時代の始まりを寿ぐ白和会初釜が令和2年1月25日(土)東京美術倶楽部にて開催されました。
本年は暖冬のお蔭で例年ほどの冷え込みはなかったものの早朝から多くの会員が開門を待ちました。
会場内は常に変わらぬ新年の喜びを交わす声にあふれ、各席を楽しみました。
|
|
家元席 花の間
床には、流祖八十二歳の双幅「千年丹頂」「萬年緑毛亀」が掛けられ、 軸の間に家元お手造りの輪飾り、結び柳に南天。
流祖好の金獅子香合、中央手前には稲穂蓬莱飾り、琵琶棚には訶梨勒がつるされ雉香炉が端座し、常に変わらぬ飾りに本年を迎えられた喜びを感じました。
|
|
|
|
|
家元席
|
総務席 済美庵(濃茶)
本席の床は先代宗匠筆「禮和」、令和初めての初釜にふさわしい軸でした。茶筌蓬莱飾、紅白椿につくばね、香合は赤楽砂金袋・了入作でした。茶入は瀬戸米市手・銘「山みち」が使われていました。
|
|
|
|
|
総務席 |
直門席 雪の間
軸は鉄舟宗昆筆「年々是好年」「日々是好日」の双幅、寒牡丹が青磁花入・川瀬忍作に生けられていました。 |
|
|
|
|
直門席 |
白和会席(炉の立礼卓にて和鏡点) |
この席は毎年当代好みの炉の立礼卓を使って当流独特の和鏡点が行われます。
床に見立てた青竹に当代が描かれた干支子画賛「尾を丸めて手足も納め子の年に六瓢を願ふ千年万年」がかけられていました。
主茶碗には、昨年、東京根津美術館で開催された全国大会でお披露目された宝尽し文茶道具入模様・空女作が使われ目を引いていました。
|
|
|
|
|
白和会席 |
|
|
恒例の干支飾り |
点心席 |
|
|
|
|
|