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不白流白和会 春季茶会

新緑に爽やかな風がわたる平成21年5月3日(祝)、不白流白和会春季茶会が行われました。

重要文化財の月光殿が文化財保護法により解体修理、併せて近隣2席が使用不可となり、新たに楓の間(新書院)が月光殿のかわりとなり、全6席。
それぞれに席主心入れの席は多くの会員で賑わっていました。
 早朝から席に急ぐ会員

 楓の間(新書院)   主・高橋 柳操
  牡丹ノ間   主・武藤 翠秋
床には当代筆の「平常心是道」、花は牡丹、真塗長板に透木風炉と染付水指がすっきりと映えた席でした。 流祖の竹画賛「すなをなる 心をともに ならいつつ 何をまなびの 窓のくれたけ」 が席の清々しさを引き立てていました。
   草蕾庵   主・矢板 柳豊
   不昧軒   主・増田 通蓮
床の鶴画賛をはじめ花入・茶入・主茶碗が流祖作という目を瞠る道具組でした。 床には流祖の柳画賛「音もなく 香もなき風の 柳かな」、法隆寺古材の蓋裏に波蒔絵の茶器と宗種刀自作当代補刀の茶杓・銘「あけぼの」の取り合わせでした。
 円成庵  主・山元 宗泉
   宗澄庵   主・杉本 紅月
            菅野 瑤月
床は大心義統筆の自画賛、花は大山蓮華とつきぬきりんどうが鮮やかな取り合わせでした。 益田鈍翁の掃雲台別邸の老松で作られた太夫棗に流祖の黒楽茶碗・銘「山鷹」の取り合わせでした。
 広々とした忠霊堂で点心をいただく  余韻を味わいつつ帰路につく会員

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