例年にも増して猛暑の中、平成29年7月16日(日)、中野サンプラザ大ホールにおいて第42回不白流白和会大会ならびに第50回不白流白和会夏期講習会が開催されました。
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受付の様子
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第一部では、家元より
「講習会は今年で50回目、財団設立20年を迎える節目の年を迎えました。講習会の目的は流の点前の確認と教養講座の聴講です。不白流として流を保ち流を語り相和す機会として大会を開催しています。更なる向上をめざし会員皆様と努力を重ねてまいりたいと存じます。」
とのお言葉がありました。
のち、担当監事より平成28年度の事業報告がありました。
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舞台 |
家元挨拶 |
つづいて、80歳の賀を迎えられた13名の先生方に敬老賞の表彰が行われました。
敬老賞は井上宗清、清水柳紫、四條宗月、関根宗清、吉田宗光、奥田柳斉、小松宗葉、星野柳幸、濱田宗賢、佐藤柳菜、富川宗英、野田宗園、児玉宗富の先生方でございます。
今後も皆様ますます茶道を楽しまれますと共にご健康とご長寿を願っております。 |
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第2部は、アジア開発銀行研究所・所長、慶應義塾大学名誉教授の吉野直行先生より
「茶道と日本経済」
と題した講演をいただきました。
茶道には「心の安定」「生産活動への集中」「消費意欲の増加」という経済効果が期待できる。長く元気に稽古を続け、また海外からのお客様にも積極的に働きかけることが日本経済を活発にする、というお話がありました。
ついで、家元より流祖・川上不白の生い立ちや、且座の心構え「亭主のつもりで花を生け、炭をつぎ、香を焚く」というお話がありました。
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つづいて点前実技に入りました。
隔年風炉と炉を交互に行っていますが、本年は炉にあたり、
「七事式の内 且座」
「小間 向切の薄茶点前」
を行い、解説は家元が担当されました。
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炉の且座
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炉の且座
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右より、一客・山井 柳邨
二客・小宮山 柳貴
三客・武井 柳正 |
右より、東 ・高田 柳美
半東・木 宗明
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棚の天板の上には、右に茶入、左に薄器を飾っておきます。
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一客は花を生けます。 |
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二客は炭をつぎます。 |
三客は香を焚きます |
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東は濃茶を点てます。 |
半東は薄茶を点てます。 |
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小間 向切の薄茶点前 |
左より、正客・店網 宗枝
詰・ 臼井 香月
東・ 椎名 宗親 |
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