梅雨明けが待たれる平成26年7月20日(日)、中野サンプラザ大ホールにおいて第39回不白流白和会大会ならびに第47回不白流白和会夏期講習会が開催され、多くの会員が参加しました。
授業や課外活動で不白流を学んでいる中高校生・大学生を招いてともに勉強しております。本年も多数の参加があり、ひときわ活気にあふれた講習会になりました。
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受付の様子
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学校茶道の皆さん |
第一部ではまず家元より
「本部と支部間の交流をはかる全国大会は昨年、流の第二の故郷九州久留米にて大盛会裡にて円成、本年は私の襲名とほぼ同時期に発足した山梨県支部の主催となります。
本講習会もあと3年で50回を迎えることになりそれを期に講義、稽古の内容を見直し更に充実すべく新たな計画を構築してゆく所存です。
近年この講習会に参加していただいている学校茶道部のみなさんの若い力がこれからの流うを担う茶道人として育っていかれることを期待しております。」
とのお話がありました。
のち、担当監事より平成25年度の事業報告がありました。
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舞台 |
舞台 |
つづいて、80歳の賀を迎えられた13名の先生方に敬老賞の表彰が行われました。
敬老賞は平岡宗穂、杉本柳惠、小牟田宗孝、川島宗仙、大友宗喜、越沼宗範、富田宗蓮、末永宗岐、山下宗政、橋宗清、本間宗豊、林宗清、尾澤眉月の先生方でございます。
今後も皆様ますます茶道を楽しまれますと共にご健康とご長寿を願っております。 |
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第2部は、まず神奈川県立歴史博物館の専門学芸員、永井晋先生による「鎌倉・室町・桃山に於ける製茶と喫茶文化」についての講演がありました。 朝廷や仏教の儀式として使われた煎じ茶に始まり千利休の茶道に至るまでの500年もの時間を分かりやすくご説明いただいた、あっという間の90分間でした。
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つづいて点前実技に入りました。
隔年風炉と炉を交互に行っていますが、本年は風炉にあたり、
「花所望・濃茶点前(手桶を用いて)」
「香付花月」
を行い解説は家元が担当されました。
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花所望・濃茶点前
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花所望・濃茶点前
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入席時、床に花が生けてないことから、花所望があることがわかります。 |
正客が花を生けます |
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花所望・濃茶点前
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花所望・濃茶点前
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東は床前で花を拝見し、この時正客より「お直しのうえ
お水にてお留めください」と挨拶があります |
左より、東:寺田柳永、正客:金井宗克、次客:永瀬宗江、詰:山本宗霞 |
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花所望・濃茶点前
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手桶水指の蓋の扱いは、真行草の三種類あります。ここでは真の扱いで蓋を開けます。 |
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花所望・濃茶点前
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退出時、正客は自分の生けた花を懐紙にとり、床の下座に置きます。 |
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香付花月 |
香付花月 |
且座で行われる香を付けた香付花月を学びました。
「花」の人が香を焚き、客・東が香を聞きます。 |
左より、一客:山本宗霞、二客:寺田柳永、三客:前田宗芳、四客:金井宗克、東:永瀬宗江 |
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香付花月 |
香付花月 |
東が香盆を下げた後は通常の付き物花月になります。 |
宗種先生筆七事式のお軸 |
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