不白流ホームページ
* 波上宮献茶式並びに
  御家元古稀御祝茶会
  (2013年)

新年恒例の白和会初釜が平成27年1月24日(土)東京美術倶楽部にて開催されました。
東京タワーが晴天の空にくっきりとそびえる好天の中、本年も早朝から多くの会員が開門を待ち、会場内は一日和やかな雰囲気でした。

家元席 花の間
床には、流祖八十二歳の双幅
「千年丹頂鶴」「萬年緑毛亀」
がかけられ、軸の間に家元お手造りの輪飾り。床前を長くながれる結び柳に根じめは足利からのたわわな南天。流祖好の金獅子香合は新たにお手元に到来した本歌のひとつとのこと、中央手前には稲穂蓬莱飾りと、例年通りの飾りに無事に新年を迎えた喜びを新たにいたしました。
 家元席
総務席 済美庵(濃茶)
本席は昨年10月に山梨で開催された第6回全国大会茶会の跡見の趣向でした。
床には流祖富士画賛「白雲の 上もまたあり 富士の山」がかかり、利休瀬戸の茶入、流祖作茶杓銘「しら雪」、など多くのお道具が山梨から到来していました。
  総務席
直門席 雪の間
軸は当代お家元参禅の師、三島龍澤寺の鈴木宗忠老師の三幅「年々是好年」「無量寿」「日々是好日」。香合は当代好みの宝珠に、毬枝添、花は牡丹に木が添えられていました。
  直門席
白和会席(炉の立礼卓にて和鏡点)
この席は毎年当代好みの炉の立礼卓を使って当流独特の和鏡点が行われます。
床に見立てた朱傘青竹に当代が12年前の未年に描かれた色紙「孤峰背に 羊の点てる一碗は 不白の流れ 大河と祈る」がかけられていました。
家元手描きの羊の干支棗、瑞雲五彩蒔絵茶杓など華やかな道具組でした。
 白和会席
 早朝から行列ができていました  今年も干支飾りが出迎えてくれました
*各写真をクリックすると大きな画像を見ることができます

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