平成27年5月3日(祝)、不白流白和会春季茶会が行われました。
初夏を思わせる陽気でしたが爽やかな風が吹きわたり、各席とも終日にぎわっていました。
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山門の大きな看板に迎えられました。
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修復を終えた月光殿が公開されていました。
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楓の間(新書院)
主・杉本 柳惠
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床には流祖の柳画賛「青柳や 枝から枝へ 日の雫」、菖蒲に兜蒔絵の香合。染付桜川の水指に緻密なキンマ写平棗と、端午の節句にふさわしい取り合わせでした。
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牡丹ノ間
主・ 矢板 柳豊 |
敬典造擂座富士釜と深く彫られた青海波模様の白磁の水指がよくうつり、床の風情とともに潔さを感じるお席でした。
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草蕾庵
主・吉水睦会
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赤楽茶入銘「大僧正」と茶杓名「鉄槌」、ともに流祖作。茶碗も御本三島に流祖作しどろ焼きと見事な道具に流きっての数寄者であった吉水先生をしのびました。
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不昧軒
主・川上 宗碧 |
床の軸・当代筆「室閑茶味清」と真白な牡丹の花が引き立てあいひときわ清々しいお席でした。主茶碗の萩と替茶碗の大樋刷毛目も珍しく拝見しました。
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円成庵
主・伊藤 宗裟 |
軸は先代筆「知足」、花は黒蝋梅・姫やぶでまり・かっこうせんのう、初代喜三郎の独楽香合と床にひとつの世界が完成されていました。
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月窓軒
主・伊藤 宗香 |
流祖米寿筆の福禄寿画賛や宗種刀自作の茶杓銘「高砂」、後楽園焼の茶碗などが目を楽しませてくれました。幼稚園児のころから稽古を続けている若者たちが点前やお運びに活躍していました。
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宗澄庵
主・藤野 宗些
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床は太田垣蓮月の短冊、花はたつなみ草、おどりこ草、しまあし。面取唐銅風炉に当流独特な舟底の灰型に珍しい千筋鶴首釜と信楽袋形水指に席主の感性が光っていました。
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