新年恒例の白和会初釜が平成29年1月28日(土)東京美術倶楽部にて開催されました。
雲ひとつない青空に東京タワーが映えていました。例年に比べれば寒さも緩み助かりましたが、早朝から多くの会員が開門を待ち、会場内は一日初春を寿ぐ和やかな気に満ち、各席の趣向を楽しみました。
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家元席 花の間
床には、流祖筆
「千年丹頂鶴」
「緑毛萬年亀」
がかけられ、軸の間に家元お手造りの輪飾り、結び柳にたっぷりの南天。流祖好の金獅子香合、中央手前には稲穂蓬莱飾りと、例年通りの飾りに今年も無事に過ごせますようにとの願いを感じ取りました。
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家元席
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総務席 済美庵(濃茶)
本席の床は流祖鶏画賛「国家興」、茶筌蓬莱飾、紅白椿につくばね、香合は眉山好都鳥、墨田川焼本歌でした。寄付には英一蝶の闔家全慶図の見事な酉図がかけられて目の保養でした。
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総務席 |
直門席 雪の間
軸は流祖の参禅の師である大徳寺大龍宗丈筆「舞萬年松」、花は寒牡丹に木が添えられていました。香合は当代好宝珠四天王寺毬子写毬枝写、十四代今右衛門作、脇には平櫛田中の大黒さまが飾られ新春のめでたさがいっぱいにあふれていました。 |
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直門席 |
白和会席(炉の立礼卓にて和鏡点) |
この席は毎年当代好みの炉の立礼卓を使って当流独特の和鏡点が行われます。
床に見立てた朱傘、五日市から到来の青竹に当代が12年前の酉年に描かれた色紙「茶の道を歩む姿はヒヨ子哉ゆきてはもどりまた一二三と歩む」がかけられていました。
家元手描きの鳳凰の干支棗、宗種刀自作茶杓「ひこばえ」、当代作色絵鳳凰図の茶碗一双など華やかな道具組でした。
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白和会席 |
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総務席の軸と対をなす英一蝶の酉の画 |
平櫛田中作大黒 |
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*各写真をクリックすると大きな画像を見ることができます |
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