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初 釜

流をことほぐ初釜が平成21年1月24日(土)東京美術倶楽部にてひらかれました。
本年は、北は室蘭同友会、西から名古屋同友会、豊橋同友会の参加もあってひときわ華やいだいちにちとなりました。

家元席 花の間
床には、流祖の双幅 「千年丹頂鶴」、「萬年緑毛亀」。長く床前をながれる結び柳、根じめは南天。流祖好の金獅子香合、稲穂蓬莱飾りと例年通りの飾りにも新しい一年の始まりをおもいました。
竹台子には、朱の手桶と今年は昨年不白流茶道工芸大賞を受賞された人間l国宝の奥山峰石の南鐐の皆具が取り合わされていました。
 家元席
総務席 済美庵(濃茶)
床は牛画賛、背中を見せた牛の絵に 「花心 やしないえたり 黒牡丹」 の賛、流祖85歳の筆でした。
席主のお話では俳句ではクロと読まずにコクと読んだ方がよいとのことでした。
七事式の一二三を禅の十牛図にたとえた五番目の牧牛につけた流祖の句です。
寄付で紅白掛け分けの百合根きんとんをいただき当代お好みの濃茶「孤峰の昔」をおいしくいただきました。
  総務席
直門席 雪の間
家元参禅の師、鈴木宗忠老師筆の三幅対「年々是好年」「無量寿」「日々是好日」の堂々たる軸に、いまにも咲きそうな牡丹が染付高砂手の花入に生けられていました。
  直門席
白和会席(炉の立礼卓にて和鏡点)
この席は毎年当代好みの炉の立礼卓を使って当流独特の和鏡点が行われます。
華やかな道具組で本勝手、逆勝手のお茶をいただきました。
 白和会席

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