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* 波上宮献茶式並びに
  御家元古稀御祝茶会
  (2013年)

新年恒例の白和会初釜が平成28年1月23日(土)東京美術倶楽部にて開催されました。
今シーズン一番と言われる寒気が接近する中にも、早朝から多くの会員が開門を待ち、会場内は一日和やかな雰囲気でそれぞれの席の趣向を楽しみました。

家元席 花の間
床には、流祖鶴亀画賛
  首長く はし(嘴)また長く 足長く 齢も長く よくそろい鶴 
  首出さず 手足も出さず 尾も出さず 身をおさめたる 亀は万年
がかけられ、軸の間に家元お手造りの輪飾り。床前を長くながれる結び柳に足利から到来の南天。流祖好の金獅子香合は緑毛獅子で当初釜には初のお目見えとのこと、中央手前には稲穂蓬莱飾りと、例年通りの飾りに今年も無事に過ごせますようにとの願いを感じ取りました。
 家元席
総務席 済美庵(濃茶)
本席の床は流祖松画賛「雪徹千年色 風呼萬歳声」、茶筌蓬莱飾、紅白椿につくばね、香合は申の三番叟でした。
  総務席
直門席 雪の間
軸は鉄舟宗昆筆「年々是好年」「日々是好日」の双幅、香合は「重ね餅」妙全作、花は寒牡丹に木が添えられていました。脇には七福神や木槌が飾られ新春のめでたさがいっぱいにあふれていました。
  直門席
白和会席(炉の立礼卓にて和鏡点)
この席は毎年当代好みの炉の立礼卓を使って当流独特の和鏡点が行われます。
床に見立てた朱傘青竹に当代が12年前の申年に描かれた色紙「くるくるとまわってサルも福ダルマ 初笑して幸の福くる」がかけられていました。
家元手描きの申の干支棗、瑞雲五彩蒔絵茶杓など華やかな道具組でした。
 白和会席
 総務席の軸と対をなす流祖松の画  今年も干支飾りが出迎えてくれました
*各写真をクリックすると大きな画像を見ることができます

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